2008年02月22日(金)
超絶音速旅客機
構想によると、機体の大きさは、2階建て超大型旅客機エアバスA380型機の約2倍、全長143mで、乗客300人。液体水素を燃料に使用するスーパー・エンジンを搭載することにより、巡航速度は、英仏共同開発の超音速旅客機「コンコルド」の倍のマッハ4以上。最高速度マッハ5~6、キロに換算すると最高時速6436キロでの飛行をめざしています。また、飛行経路には3万メートルの上空を利用するものの、離発着には特別な飛行場を必要とせず、現在の国際航空の滑走路の使用が可能です。
もし、この構想が現実のものとなれば、現在約22時間を要する、ロンドンやベルギー・ブリュッセルから、オーストラリア・シドニーへの飛行が、約4時間40分に短縮。気になるのはその料金ですが、1人あたり2000ポンド(約42万円)程度が想定されています。
技術アセスメントでは実現可能とされ、欧州連合(EU)も構想を支援する超絶音速旅客機ですが、実現までの課題は山積み。開発費は明らかにされていませんが、資金の確保が当面の課題となります。そして、乗客の居住性も課題のひとつ。宇宙船のようにわざわざ宇宙服を着たり、事前の体力トレーニングが搭乗の条件となったりしては、旅客機としての存在意義が失われてしまいます。これに加えて、燃費や環境汚染の問題も持ち上がってくるため、商業ベース化にいたるまでには、まだしばらく時間がかかりそうです。
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