2005年08月30日(火)
最初にハワイに行った日本人
ハワイへ最初に到達した(1778年)ヨーロッパ人として有名ですね。(クック以前に、ハワイ人のヘルメットや外套の形から、スペイン人が到達していたという説。また、ハワイの岩壁画が中国独特の表意文字に似ていることから、中国人が到達していたという説もあります)
それでは、私たち日本人が最初にハワイへ行ったのは、一体いつのことだったのでしょうか。そして、それはどんな人物だったのでしょうか。
記録では、まず船上からハワイを最初に見たという日本人がいるそうです。
江戸時代の漂流記『環海異聞』に描かれています。
(文化人類学者の石川栄吉氏によると)
寛政5(1793)年仙台領石巻の水主(かこ)津太夫ら4名が、アリューシャン列島に漂着し、ロシア船に救助されて日本へ帰国する途中の文化元(1804)年に船上から遠望したという記録が残されています。
次に、ハワイへ最初に上陸した日本人ですが、それは『夷蛮漂流帰国録』という資料に描かれています。時代は、クックのハワイ到着から28年後の文化3(1806)年。防州岩国(現在の山口県)の御用請合江戸廻船、稲若丸(500石積=排水量100トン)に乗り込んだ8名の水主が、江戸からの帰途に遠州灘で遭難し、70余日の漂流後、アメリカ船に救助されます。彼らはその後、ワフ国(オアフ島)へ運ばれて約4ヵ月間滞在したそうです。
この8名の水主は、ハワイの様々な文化や習慣を目にしたのですが。ただ残念なことに、マカオやジャカルタを経由して日本へ帰国する間に5名の水主が病死し、生還できたのは3名だけでした。
さらに、当時の日本は鎖国状態であったため、帰国した3名(和左蔵、松次郎、善松)は犯罪者とみなされ、厳重な取調べが行われました。
最終的に、故郷へ生きて帰ることができたのは、善松ひとりだけだったそうです。
(コラム K)
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